PrivacyTech

【プライバシーガバナンス対応支援】訪日外国人に大人気のスマホアプリを提供

NTT BP 株式会社

( CASE )

今回の事例紹介は、日本全国の無料Wi-Fiに自動でつながるスマートフォンアプリ「Japan Wi-Fi auto-connect」を提供されているエヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社さまです。

アプリで取得できるデータを取り扱うにあたり、最新の法令や市場動向・ルール、他社様の取り扱い等を踏まえ、十分な対応・配慮ができているかなどに課題を抱えていらっしゃるとのお問い合わせをいただき、プライバシーガバナンス対応支援を行いました。

弊社の対応・サービスを受けていただいた直後に、率直なご感想を伺いました。

インタビュイー:
太田 みゆき さん エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社 プラスワンモール推進部 商材担当 編集デザイン担当 兼務 担当部長
俵 旭沖 さん エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社 プラスワンモール推進部 商材担当
月田 智智 さん エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社 プラスワンモール推進部 編集デザイン担当

出典:https://www.ntt-bp.net/jw-auto/ja/index.html

Japan Wi-Fi auto-connectアプリについて

ーーこのアプリで何ができますか?

太田さん:
弊社や提携先のフリーWi-Fiに自動で接続できる無料アプリです。通常、フリーWi-Fiを利用するには都度ユーザー登録をする必要がありますが、このアプリを一度インストールして登録しておけば、それ以降は街中にあるフリーWi-Fiに自動でつなぐことができるようになります。特に、このアプリは訪日外国人観光客の方に多く使われています。通信をより便利に使っていただく、そして安心して日本を旅行するための必須アプリになるように、発展させていくことを目指しています。

ーー訪日外国人観光客の増加に伴い、ダウンロード数も伸びていそうですね。

太田さん:
そうですね。外国人の個人旅行が解禁された2022年10月以降、外国の方の割合が一気に増えました。それまではコロナ禍であったことから日本人の利用者が多かったのですが、今ではダウンロードの約半数が外国の方となっています。

ーーアプリで取得する位置情報や利用者のデータは、主にどのような目的で活用しますか?

太田さん:
主に3点あります。1点目は、アプリやフリーWi-Fiの維持管理です。そして、鉄道やお店など、フリーWi-Fiのアクセスポイントを設置いただいているエリアオーナー様に、Wi-Fi利用状況や利用者の傾向を把握するために使っていただくのが2点目です。3点目としては、観光や統計目的で、人の動きやトレンドの傾向を掴むために活用しています。最近ですと、特に訪日外国人旅行客のオーバーツーリズムの問題があり、そういった社会課題に対してもデータ活用で貢献していこうとしています。

ーー位置情報を取り扱うにあたって、一番気をつけていることや、重要だと考えていることは何ですか?

太田さん:
個人を特定するような情報は取得していませんが、位置情報がデリケートな情報であることは認識しており、管理や取り扱いが重要だと思っています。やはり、利用者の方に気持ちよく使っていただいて、その上でデータをうまく活用し、利用者の人たちの生活や社会に貢献できる、そんないい循環が生まれるように管理し取り扱っていくことが重要かなと思っています。

月田さん:
私たちは位置情報を含めたデータを取り扱うにあたり、個人情報やプライバシーの観点など守っていかなければならないことが多くあります。フリーWi-Fiは「怖い」「個人情報が抜かれたらどうしよう」などと言われることもあるので、その気持ちを払拭し、安心して使っていただけるよう努めていきたいと思います。

プライバシーガバナンスについて

ーーなぜ、データ活用を行う上でプライバシーガバナンスが必要だと考えますか?

太田さん:
情報の管理は、利用者との信頼関係があって成り立つものなので、きっちり情報管理をする必要があることは認識していました。位置情報の取り扱いや管理によっては、悪用されかねない部分もあるので、情報の管理だけでなく意識も高める必要性を感じ、今回プライバシーテックさんにお願いすることにしました。

月田さん:
第三者であるプライバシーテックさんに入っていただくことで、自信を持って利用者の方へ発信できるようにしたいという思いがありました。プライバシーガバナンスを構築することで、より安心していただける発信ができると考えています。

ーー現状どのようにして、ビジネス推進とプライバシーガバナンス体制の構築を両立されていますか?

太田さん:
データのガバナンスという観点では、NTTグループ全体で厳重なルールがあります。そのルールに則り、我々が扱っている情報がどこに位置付けられるか確認し、決められた管理を行うよう徹底しています。サーバーのセキュリティチェックを毎年行うなどの体制も整っています。関連するメンバー以外は情報にアクセスできないようにする等も徹底しつつ、弁護士や社内にて相談したうえで、契約や同意等整備し、データをビジネスに活用できるよう対応しています。

ーー弊社にご依頼いただく前は、どのような課題を抱えていましたか?

太田さん:
サービスを始めるにあたって、情報の取り扱いについては弁護士へ相談をして整理していました。でも、運用をしていくうえで、「最新の法令や動向にあっているか」「ここはこれでいいのか」と考えることが出てきました。「これで大丈夫」といつでも誰もが自信を持って言える状態にしたいと考えていました。

ーー先程お話しいただいた、「第三者目線での意見が欲しい」という点ですね。

月田さん:
そうですね。それに加えて、最初に弁護士の先生に相談した時からさらに、ビジネスを拡大して情報を扱える範囲を広げたい、という展望がありました。そのため、現状の整理のまま進めて良いのか、という課題もありました。あるいは、今の整理が逆に私たちのビジネスを縛りすぎているのではないか、というところも確認したいと思っていました。

太田さん:
法律はもちろんのこと、世の中の常識や感覚もどんどん変わっていくものなので、自社だけで判断するのではなく、他社の動向などにも詳しい第三者の立場から見てもらうべきだなと考えました。

ーー普段の業務をしながら、法改正を追いかけるのは難しいですよね。

太田さん:
読んで内容を理解するのも難しくて(笑)。

プライバシーガバナンス対応支援について

ーー弊社を選んでいただいた理由を教えてください。

太田さん:
LBMAのセミナーで山下さんの講演を聞かせていただいて、第三者の目線でのコンサルティングを実施いただける会社があるんだと知りました。また、位置情報に特化しているとのことだったので、まずはご相談してみよう、と思いました。

月田さん:
私たちと同じようなビジネスを展開されている他社さんの対応実績があるとのことだったので、それであればお願いできるなと思いました。また、法律面だけでなく、社会的に、そして倫理的にどうなのか、という別の観点からも見ていただけるということが安心できるなと思いました。

ーー弊社との取り組みを通して、どのようなことが進展しましたか?

太田さん:
まずは一番の目的であった、新しいビジネスを始めたりする際に生じていた迷いや不安な点をクリアにすることができました。あとは、情報の流れを整理し綺麗にドキュメント化して、誰が見てもわかるような形にしていただいたのは非常に良かったなと思っています。なかなか自分たちでまとめきれていないものを整理していただきドキュメント整備ができたことはもちろんのこと、チーム内の共通意識醸成にも活用できるようになりました。

俵さん:
始める時には決まり事は全てゼロイチなのかなと思っていましたが、明確な決まりがなく匙加減が難しいことも沢山あることを知ることができました。そうした中、「こういう指標があるよ」ということを教えていただけたのは非常に大きかったです。今後我々が何かをするにあたっての一つの判断基準となることを設けられたことは、良かったなと思っています。

ーー弊社の対応で、良かった点を教えてください。

太田さん:
毎週細かいところまで調べて整理いただいき、最後はアウトプットのイメージまで作っていただいたことがありがたかったです。方針を出してくださるところは多いのですが、その後ワンステップ自分たちで考えるところが一番難しく、稼働もかかるところなので。そこまで作っていただけたので、お願いして本当に良かったと思っています。

ーー打ち合わせの回数は適切でしたか?

太田さん:
ちょうど良かったです。短期間でぎゅっと結論まで整理していただけたのが良かったです。

ーーサポート体制や対応について、改善してほしい点はありますか?

太田さん:
あまり思いつかないです。日々の連絡も取りやすく、ドキュメントもどんどん蓄積していったので、良かったです。

ーーありがとうございます。成果には満足していただけましたか?

太田さん:
はい。非常に満足で、お願いした以上のことをしていただいたと思っています。

今後の課題や展望について

ーー現在のデータ活用やプライバシーガバナンス体制において、さらに強化したい部分はありますか?

太田さん:
位置情報をどのレベルまで加工し活用するか、そして提供後の管理などを、さらに明確にし、社内としてのルール整備をしたいと思っています。あとは、位置情報やデータに関する考え方など随時変わっていくものだと思うので、常にウォッチし、キャッチアップしていく体制にできるよう努めたいと思っています。

ーー本日はお忙しい中、ありがとうございました!

===

エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社
https://www.ntt-bp.net/

Japan Wi-Fi auto-connect
https://www.ntt-bp.net/jw-auto/ja/index.htm

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